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ある夏の暑い日、家でTVを見ていたら急に気分が悪くなって、 画面に映っていた二つの光が急にぼそぼそと話しかけてきたような気がしました。 と、その瞬間。 気がつけば僕は見た事も無い所にいて、 そこにはただ一本の道が遠くまで伸びていました。 |
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仕方がないのでしばらく歩いていくと 逆立ちしたバッタに出会いました。
「やあ、君はどこへ行くんだい?」 「僕はどこにいるのか分からないんだ、だからどこへ向かっているのかもわからないのさ。 ところで、どうして君は逆立ちしているんだい?」 「見てのとおり僕には立派な後ろ足があるだろ。おかげで何メートルも先へジャンプすることが出来る。でも、後ろにジャンプすることは出来ないんだ。だから、前足も鍛えて、猫や人間の子供に襲われても上手く逃げられるように前足を鍛えているのさ。」 「ふーん、なるほどね。ところで、ここがどこだか分かるかい?」 |
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「僕は生まれてからずーっとここにいる。他の所の事は行ったこともなければ聞いた事もない。残念だけど、ここがどこだか教えることは出来ないなあ。 でも、そう聞かれるとちょっと興味が出てきたよ。君と一緒に行っても良いかい?」 「ああいいとも、ちょっと寂しくなって来ていた所さ。」 |
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